臨床検査技師の「ある証明」

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【医療系学生必読】第2回・本番で9割以上獲得する国家試験勉強法の決定版(問題・選択肢の向き合い方)

第2回 問題・選択肢の向き合い方

 

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さて、第1回「まず例題を説いてみる」で例題は解きましたか?

まだ解いてない方はこちらからやりましょう!

 

rinshokensa.hatenadiary.jp

 

 

例題を解いたら、進んでいきましょう。

 

今回は「問題・選択肢の向き合い方」を考えていきます。

このやり方は検査技師向けの認定試験やその他資格試験にも使えますので、ここで試験対策の仕方の1つとして考えてもらえると良いと思います。

 

 

問題を読んで見る

今回の問題を再度読んでみましょう。

 

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問題文は「36 血漿蛋白について正しいのはどれか。」の部分になります。それ以下の文章は選択肢になります。

 

今、この記事を読んでいる皆さんの中には「なにを今更・・・」と思っている人はいると思いますが、非常に大事なポイントです。

試験勉強が上手で、常に高得点が取れて、いつも勝っている人は、このポイントを改めて教えられなくても習慣づいているんです。

 

このポイントを抑えながら、全員が勉強を出来ているわけではありませんし、丁寧に教えてくれる学校も多くはないと思います。だからここでそのポイントを抑えましょう!

 

 

大事なポイントは3つです!

 

1つ目は、「問題文は正しい」

1つめは、「問題文は正しい」ということです。問題文には正しいことしか書いていません。

この問題ではあまり効力を発揮しませんが、ある問題で「AはBである」と書いていて、ある問題の選択肢で「BはAでない」と書いている場合、間違いと分かります。

別の問題のヒントになることもありますので、しっかり内容を把握しましょう。

 

 

2つ目は、「問題文の大事な単語(名詞・固有名詞)を正しく理解する」

問題文は「36 血漿蛋白について正しいのはどれか。」ですが、この問題文内の名詞は血漿蛋白」になります

この問題は血漿蛋白についての知識が問われています。

どれだけ血漿蛋白について知っているかということと、血漿蛋白と間違いやすい「○○蛋白」(尿蛋白・総蛋白・・・等)というものと間違わないことです。

特にこの「似ているものと間違わない」というのが、非常に重要で、誤答しやすいポイントになります。

どの単語について聞かれているか、しっかり把握し解答に望みましょう。

 

3つ目は、「正しいもの」「間違っているもの」「いくつ選べ」ということを間違えないこと!

ほとんどのケアレスミスがここから生まれています。

読んだはずなのに「間違ったものだったのに正しいものにつけた!」とか、「2つ選べって書いてあった」とか、解けていたはずなのに間違ったという経験ありませんか?

これを完全に防ぐ方法があります。

 

それは選択肢を読みながら、ちゃんと「◯✖」をつけていくだけです。

 

この問題を例にとると・・・

 

✖1.α1-アンチトリプシンは炎症で低値(高値)となる。

✖2.ハプトグロビンは溶血性貧血で高値(低値)となる。

◯3.トランスサイレチンは低栄養で低値となる

✖4.トランスフェリンは鉄欠乏性貧血で低値(高値)となる。

✖5.フェリチンはヘモクロマトーシスで低値(高値)となる。

 

 ここまで書き絞れれば、問題文を焦って読み間違っても3を選ぶことは至極当然になりますよね。しかし2択で残った場合時も、一旦自信をもって✖をつけたら、もう見ないとすることも出来て、試験時間を有意義にに使えるのです。

 

 

別の回でも言いますが、割り切って覚えなければいけないものもあります

特に臨床検査技師や看護師のような医療系の試験(高校受験の英単語や化学、社会も同様)の場合は、まず覚えることから始まると言っても過言ではありません。

 

では、血漿蛋白を例にして、覚え方を簡単に書いておきます。(その他も含め詳しくは第5回「割り切って覚える」でやります。)

 

「とは」「間違いやすいものとの違い」「検査法」「正常値・異常値と疾患」でまとめると良いですね。

 

 

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血漿蛋白

1.血漿蛋白とは・・・採取した血液を凝固させずに遠心分離させた上ずみの成分・血漿に含まれる蛋白のこと。凝固させていないため、フィブリノーゲンなどの血液凝固因子が含まれている。

 

血液凝固因子第Ⅰ因子:フィブリノーゲン、第Ⅱ:プロトロンビン第Ⅲ因子:組織トロンボプラスミン、第Ⅳ因子:カルシウム・・・

 

2.「間違いやすいものとの違い」・・・血清蛋白:採取した血液を凝固させて遠心分離させた上ずみ成分・血清に含まれる蛋白。(凝固させているため、血液凝固因子・フィブリノーゲンは含めれていない。)

 

3.検査法

血漿蛋白を直接検査することはない。

 

<血液凝固因子に対する検査法>

凝固線溶検査・・・

 

4.基準値、異常値に伴う疾患

血漿でタンパク量を直接測ることはなく、基準値はなし。

タンパク量(=総蛋白・血清蛋白)は血清で測定する。→総蛋白のページに記載

 

<血液凝固因子に関わる基準値、異常値に伴う疾患>(試験に出るもの抜粋)

第Ⅰ因子:フィブリノーゲン 300mg/dl(200~400) 

高:感染症脳梗塞、急性心筋梗塞がん、ネフローゼ症候群

低:播種性血管内凝固症候群(DIC)、低フィブリノゲン血症、肝機能障害(肝硬変、肝臓がん)、劇症肝炎

・・・

<hr>

 

 

現役の時はこのような感じでまとめていましたし、社会人になった後も資格試験でも続けています。

試験当日も持参すれば必ずつかえます。

 

ちなみに赤文字はかならず覚えるもの青文字は合格する上で必須なもの、黒は高得点をとるための知識としています。

情報にも必要なレベルがありますので、そこも意識し取捨選択していきましょう。

 

 

まとめ

大事なポイントは3つ!

1つ目は、「問題文は正しい」

2つ目は、「問題文の大事な単語(名詞・固有名詞)を正しく理解する」

3つ目は、「正しいもの」「間違っているもの」「いくつ選べ」ということを間違えないこと!

 

 

カリキュラム(全6回)

【本番で9割以上獲得する国家試験勉強法の決定版】

第1回 まず例題を説いてみる

第2回 問題・選択肢の向き合い方

第3回 解説の読み方

第4回 考え方をまとめる方法

第5回 割り切って覚える

第6回 何度も繰り返しやる