臨床検査技師の「ある証明」

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【第3回・大人は教えてくれない授業】臨床検査技師を目指して大学行くメリット・デメリットとは?

【第3回・大人は教えてくれない授業】臨床検査技師を目指して大学専門学校に行くメリット・デメリットとは?

 

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筆者は専門学校卒です!

私は専門学校卒業しました。

この後比較的厳しいことを書いていきますので、私の立場はちゃんと表明しておきたいと思い書いておきます。

 

メリットは何か?

国家試験対策をしっかりやってくれる

専門学校は大学と比べ、国家試験対策に授業時間をあててくれている所が多いと思います。また3年間、学年に対して担任の先生がつくため、クラス全体に目配りが効くことも、大学との違いです。

 

国家試験をクリアし、国家資格を取らないと臨床検査技師になれません。

どこの大学に行こうと、どこの専門学校に行こうと、結果的にこの臨床検査技師の国家資格が取れない限り、学生生活は無駄になってしまうと言っても過言ではないと思います。(少し厳しい言い方かもしれません。)

学生生活を国家試験に焦点を絞りたい人、集中したい人は専門学校をオススメします。

 

 

勉強のペースを管理してくれる

国家試験だけではなく、その他の授業も高校のようにクラスメイトはみんな同じ授業を受けます。だからカリキュラムを組んだりする必要はありません。

大学と違って自分で選択する幅はありませんが、必要十分な環境を整え、与えてくれるのは専門学校の方です。授業の出席欠席についても高校のようにシビアです。

試験勉強が嫌いな人、自己学習が苦手な人、継続がなかなか出来ない人は専門学校で勉強する習慣作りから行えるため、大学に行くより有意義です。

 

勉強する習慣がない人・出席や欠席にだらしない人が、色々な自由を与えられている大学に行くと、社会人になって痛い目に合っている光景をよく見ます。

例えば、仕事についていけない、適当に仕事をしてしまう、難しい仕事に対して粘りがない、寝坊・遅刻・時間にだらしないなど・・・。

 

生活習慣がしっかりした信用できる専門学校生だらしない信用出来ない大学生では、前者が出世・成功することは間違いありませんし、元人事担当をしていた経験からも結局最後は人間力です。

 

だから高校を卒業するけれど、周りと比べて生活習慣がまだまだ弱いという悩みがある場合は規律に厳しい地元の専門学校をおすすめします。

 

 

専門学校卒業の先輩は世の中に沢山いる

臨床検査学科として4年制大学化されてきたのは、まだまだ10年弱。あなたの周辺の病院や企業にいる臨床検査技師の先輩方は、殆ど専門学校卒です

例えば、あなたがある病院の検査技師長(ある企業の管理職)だとして、自分が卒業した学校の後輩が入社してくれたら、嬉しいなと思うのは当然。

日本人は「同郷」「同じ釜の飯」「仲間」という価値観に敏感な種族なのです。

 

じゃあ、大学卒と専門学校卒と比べて、大学卒が就職に対して威力を発揮しないのか?という疑問が生まれると思いますが、病院・検査センター等の新卒採用においては全く変わりません詳しくはまた別記事で。

 

 

では、デメリットは?

ほぼ臨床検査しか学べません。

例えば経済や法律、他国語、哲学、歴史などなど、少し脇道にそれたことを自分で選んで学ぶことは出来ません。カリキュラムは与えられたものになります。

 

だから専門学校を卒業すると、基本的には臨床検査技師として白衣を着て、何らかの臨床検査に従事している人が殆どです。

もし、専門学校で勉強している中で「自分がやりたいことは臨床検査技師として白衣を着て働くことではないかも知らない」と気づいても、3年間はそれだけを学び、国家資格を取ることに邁進するしかありません。それが専門学校なのです。

だから専門学校に一度入ったら、まず臨床検査技師の国家資格は取るまでをしっかり見据えて、やりきることが大事です。

 

私の友人の中には専門学校を中退し、保母さんになったり、営業職についたり、大学に入り直したりと人生の舵を切り直した人もいます。これも正解だと思います。

 

でも、例えば臨床検査技師国家資格を持つ営業マンなど、臨床検査技師国家資格を持つ○○というのもあなたの強みになります

もし専門学校在学中に疑問や不安に感じることがあったら、先生方に相談しましょう。必ず知恵を貸してくれるはずです。

もし周りに相談できないなら、私に問い合わせて頂いても真摯にお答えしますので、お気軽にどうぞ。

 

 

大卒が必須条件の求人は応募出来ない

これは覚悟すべきものになります。

大卒生しか就職出来ない会社もあります。これは不公平ではなく、企業の意向なので仕方ないことです。人によっては専門学校を卒業した後、大学編入や放送大学など「大卒」が欲しくて再度勉強を始める人もいます。

もし、臨床検査技師として企業人になりたいと思われている場合は、正直大学に行くことをおすすめします

有名な製薬企業でMRをしたいと思っても、専門学校卒の臨床検査技師国家資格取得者には、その機会が与えられない可能性が高くなります。それに対して、医療や化学を先行していない文系の学生でも大卒であれば、MRになっている人は大勢います。

 

現在、病院や企業一箇所で職歴を終える人は多くありません。むしろ転職をしてキャリアアップを目指す人がほとんどです。

もし転職を考えることになった時、資格や経歴に加えて、学歴はひとつの武器になります。ここも学校を選ぶポイントだと考えます。

 

近い未来でいいので、自分がなにをしたいか一度しっかり考えて、どこに進学するか決めましょう。

 

 

まとめ

白衣を着て臨床検査に従事するのであれば、専門学校でOK!

企業への就職、未来の転職には比較的劣勢に立つ可能性も。