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臨床検査技師の「ある証明」

臨床検査技師の皆さんや検査技師を目指す学生さんのお役に立てるブログの発信を目指しています。

【仕事内容】臨床検査技師の花形!超音波検査で活躍するには?

臨床検査技師の花形!超音波検査

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超音波検査を知っていますか?

超音波検査」は生理機能検査の一つです。

生理機能検査は直接患者さんの身体に触れ、医療機器を使用して行う検査です。患者さんの緊張を和らげるために、目線を合わせたり優しく話しかけたり、それぞれの患者さんに合わせた対応が求められます。主なものとして超音波(エコー)検査、心電図検査、呼吸機能検査などがあります。

 

 

生理機能検査で活躍するには?

病院に就職し、エコーがしたいという希望が叶って生理機能検査室に配属されても、それだけでは活躍できるわけではありません。生理機能検査には超音波検査、心電図検査、肺機能検査・・・。

そして他部署への配置換えのリスクも抱えてしまいます。病院への就職には注意が必要なのですが、ずっと同じ部門にいることは出来ません。ある程度の期間でローテーションしていくことがほとんどだと思います。

 

だから「やりたい」という希望や熱意だけではいけないのです。

しかし認定資格がある場合は、他の人と差別化出来るため優先的に配置されますので、「自分はこの分野だ!」というものが決まれば、その分野の認定資格を取り、活躍の道を切り開いていきましょう。

 

ちなみに生理機能検査で長く必要とされるためには、以下の「認定資格」というものあります。

 

例えば、メジャーなものは・・・

超音波検査

認定心電検査技師 など

 

働く環境や病院の機能によっては・・・

消化器内視鏡技師

日本臨床神経生理学会専門技術師 など

 

では超音波検査士を見ていきましょう!

 

 

超音波検査士の認定資格について

概要

今現在の臨床検査技師の一番の花形資格で、いわゆるエコー検査を専門とする認定資格です。

エコーを使って、各臓器や筋肉、血管等、目に見えないものを断面的に捉えることの出来る検査です。

断面を捉える検査は放射線技師さんが担当しているCTやMRIもありますが、患者さんの立場から見ると手軽で費用も比較的安く済むという点で、臨床の現場では良く使われます。

併せて、侵襲性(しんしゅうせい:体に痛みや傷をつけてしまうこと)が低いことも利点です。CTやMRIは少ないとはいえ、放射線曝露(ばくろ:さらされること)されてしまいます。

そういうこともあり、まず手始めの検査して、医療現場では医師からの依頼の多い検査といえます。

 

将来性

臨床検査分野は医療機器の制度は上がれば上がるほど、臨床検査技師の人手が必要なくなっていくことは予想されていますし、実際最新の医療機器により持ち場から追いやられている技師は少なくありません。

しかし超音波検査に関しては、最新の医療機器でもフルオートすることは、絶対に無理な分野です。

だから超音波検査士認定資格者の求人は増える一方で、給料も比較的高く安定しています。

 

活躍するためのハードル

実は、本資格は臨床検査技師だけではなく、看護師さん、放射線技師さんも幅広く取れる資格になっています。だから競争相手は検査技師だけではありません。

 

生理機能検査は患者さんに直接触れることを考えると、看護師さんに叶うでしょうか?

断面図を読み取っていくことを考えると、放射線技師さんに叶うでしょうか?

 

このようなライバルの中、臨床検査技師がエコーをする強みは何か?

 

医師がエコー検査をしなければならないと考えるに至った検査データを読んだり、その前後の因果関係、その他の検査結果の整合性、そしてそこから考えられるものを医師へフィードバックしていくということが出来るのは臨床検査技師だけではないかと考えています。

 
認定資格を取るためには

まず受験資格を得るには「超音波医学会」または「超音波検査学会」に3年間入会していなければなりません

 

「超音波医学会」と「超音波検査学会」どう違うのかというと・・・

超音波医学会:医師も入会していて、研究を主体とした団体。

超音波検査学会コメディカル(医師・看護師以外の医療従事者)を中心とし、技術的な現場に則した団体。

 

そして、経験した症例実績を提出する必要があります。症例数は150症例。

実はこれが一番厳しいという意見もあるくらい、ハードルが高いものです。

そして無事受験資格を得ることが出来ます。

 

ちなみに認定資格は1つではありません。

2016年現在、6つの領域に分かれています。

・体表臓器

・循環器

・消化器

・泌尿器

産婦人科

・健診

 

この記事では1つ1つの内容までは触れませんが、全領域の認定を取得には最低6年間必要です。


試験内容は「基礎」と「臨床領域」あり、各30問の全60門で、どちらでも合格点をとる必要があります。もし「臨床領域」のみ不合格だった場合、翌年の1年だけ「基礎」に限り免除されます。

 

そして試験に合格し、認定資格を得ることが出来ます。資格は5年毎に更新です。

 

 

まとめ

高いハードルはありますが、取得すると色々な未来が開けてきます。

超音波をやりたいと考えている人は是非進んでトライしていきましょう!