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臨床検査技師の「ある証明」

臨床検査技師の皆さんや検査技師を目指す学生さんのお役に立てるブログの発信を目指しています。

【医療系学生必読】第3回・本番で9割以上獲得する国家試験勉強法の決定版(第3回 解説の読み方)

 第3回 解説の読み方

 

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第2回の問題・選択肢の向き合い方は読んでもらえましたか?

まだ読んでない人はどうぞ。

 

rinshokensa.hatenadiary.jp

 

さて、殆どの人が問題を解いて、添削し、一喜一憂して、終わりという人がほとんどではないでしょうか。

 

意外とちゃんと解説を読まない人が多いんですよね。添削をして解答を見たら、解けた気になって、理解した気になってしまうんですよね。

これが一番まずい・・・。

 

その他の試験、受験勉強にも使える解答の読み方をまとめてみますので、是非参考にしてください。

 

今回解説すす「解答の読み方」は3段階です!

 

1段階目.まず、必ず一通り読む

非常に大事です。しかしなぜか解答に関してはみんな全くと言っていいほど、読んでいないんですよね。

間違っているにもかかわらず読まない。これでは次に間違っても仕方ないですよね。

確かに国家試験のような一問一答式の場合は、間違った問題の解説をさらっと見て終わりにしてしまいがちです。

 

でもさっきまで問題を解くために一生懸命向き合った問題・選択肢ですし、分かった選択肢も分からなかった選択肢も、同じ問題や同じ分野であれば関連性が大きい時もあります。

今回間違わなかった問題正しい解答を読んで知識を整理することで、関連して覚えることも出来て一石二鳥です。

 

 

2段階目.意味の分からない単語を拾ってノートにまとめておく

これはおすすめの勉強法です。A5やB6くらいの小さなノートで単語帳を作ると携帯性も高くて非常に良いと思います。

 

こんな基本的な単語帳を作ることをわざわざ書いているかというと、言葉を知らないと問題も選択肢も正確な意味が分からず、結局勘で解くことになってしまうからです。

 

単語帳を買えば良いと思うかもしれませんが、国家資格向けの単語帳なるものはあまり売られていません。売られていても、それはもう辞書的で・・・。

 

このノート版の単語帳は「この単語は分からない・覚えていない」と思ったら書き留めておいて、いつでも見直すことができます。

 

またスマホで管理する人もいますが、受験勉強的には単語帳に関してはスマホ管理おすすめしません

 

理由はスマホは手軽すぎるということです。

手軽すぎて、すぐに覚えれない情報まで書きすぎてしまって、結局辞書のように膨大な情報になってしまい、身の丈に合わないものになってしまいがちだからです。

 

手作りの単語帳は育てていくことが出来ます。あくまで書きすぎないことがポイントです。

これはカリキュラムの「第5回 割り切って覚える」で詳しく解説します。

 

 

3段階目.解説から問題を作った人の意図を読み解く

これに関しては、知識をつけるという方向ではなく、あくまでも国家試験をパスし、高得点を取るための戦略です。

たくさん問題を時、「テクニックを身に着けろ」ということです。

例えば、「必ず」「間違いなく」「しかない」などの断定的な言葉を含む選択肢は、解答に絡んでくることが多いです。

 

何故かと言うと、医学の分野において断定出来るものは殆どありません。

例えば、自分と他人の間に様々な違いがあるようにAとBとの間での差「個体差」、自分の中でも朝と夜等の条件によって生じる差「個体内差」など、一概に言えないことばかりです。

 

このように単語を知らなくても、知識がなくても、選択肢の言葉だけ解けるものも中にはあります。そして比較的多いです。

しっかり読みましょう!

 

 

ケアレスミスは起こるべくして起きている

学生の皆さんは振り返ってみてください。こう思ったことありませんか?

 

「あっ!読み落としだ。ただのケアレスミスじゃん。」

 

読み落としというか、本当に文章が読めない学生(実習生や新卒者も含めて)が多いと感じています。課題図書や資料を渡しても読めない子、理解出来ない子が多いこと。

これは読書量が減っていることも関係あるのでしょうか。

 

文章を読むことが苦手な人が多いんですよね。

問題文をちゃんと読んでいないんだから、いわゆるケアレスミスが発生することは当然です。

だから、実はケアレスミスって、実は起こるべくして起こってるんです。

 これって決定的な欠点だと思うんです。受験だけではなく、今後の社会人生活においてもです。

 

ケアレスミスを防ぐにはどうするか、ケアレスミスをしたパターンを書き留めておきましょう。

書き留めるのは、先程の単語帳でOKです。

 

そして模擬試験やテスト、本番の前に見直すことで。「こうやって間違ったんだ。次は気をつけよう」と思え、本当に気をつけることが出来るようになるんです。

 

ケアレスミスは意識をしないと治りませんよ!

 

 

まとめ

解説の読み方は・・・

1段階目.まず、必ず一通り読む

2段階目.意味の分からない単語を拾ってノートにまとめておく

3段階目.解説から問題を作った人の意図を読み解く

 

そして、ケアレスミスは意識して治す!

 

 

 

カリキュラム(全6回)

【本番で9割以上獲得する国家試験勉強法の決定版】

第1回 まず例題を説いてみる

第2回 問題・選択肢の向き合い方

第3回 解説の読み方

第4回 考え方をまとめる方法

第5回 割り切って覚える

第6回 何度も繰り返しやる

【医療系学生必読】第2回・本番で9割以上獲得する国家試験勉強法の決定版(問題・選択肢の向き合い方)

第2回 問題・選択肢の向き合い方

 

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さて、第1回「まず例題を説いてみる」で例題は解きましたか?

まだ解いてない方はこちらからやりましょう!

 

rinshokensa.hatenadiary.jp

 

 

例題を解いたら、進んでいきましょう。

 

今回は「問題・選択肢の向き合い方」を考えていきます。

このやり方は検査技師向けの認定試験やその他資格試験にも使えますので、ここで試験対策の仕方の1つとして考えてもらえると良いと思います。

 

 

問題を読んで見る

今回の問題を再度読んでみましょう。

 

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問題文は「36 血漿蛋白について正しいのはどれか。」の部分になります。それ以下の文章は選択肢になります。

 

今、この記事を読んでいる皆さんの中には「なにを今更・・・」と思っている人はいると思いますが、非常に大事なポイントです。

試験勉強が上手で、常に高得点が取れて、いつも勝っている人は、このポイントを改めて教えられなくても習慣づいているんです。

 

このポイントを抑えながら、全員が勉強を出来ているわけではありませんし、丁寧に教えてくれる学校も多くはないと思います。だからここでそのポイントを抑えましょう!

 

 

大事なポイントは3つです!

 

1つ目は、「問題文は正しい」

1つめは、「問題文は正しい」ということです。問題文には正しいことしか書いていません。

この問題ではあまり効力を発揮しませんが、ある問題で「AはBである」と書いていて、ある問題の選択肢で「BはAでない」と書いている場合、間違いと分かります。

別の問題のヒントになることもありますので、しっかり内容を把握しましょう。

 

 

2つ目は、「問題文の大事な単語(名詞・固有名詞)を正しく理解する」

問題文は「36 血漿蛋白について正しいのはどれか。」ですが、この問題文内の名詞は血漿蛋白」になります

この問題は血漿蛋白についての知識が問われています。

どれだけ血漿蛋白について知っているかということと、血漿蛋白と間違いやすい「○○蛋白」(尿蛋白・総蛋白・・・等)というものと間違わないことです。

特にこの「似ているものと間違わない」というのが、非常に重要で、誤答しやすいポイントになります。

どの単語について聞かれているか、しっかり把握し解答に望みましょう。

 

3つ目は、「正しいもの」「間違っているもの」「いくつ選べ」ということを間違えないこと!

ほとんどのケアレスミスがここから生まれています。

読んだはずなのに「間違ったものだったのに正しいものにつけた!」とか、「2つ選べって書いてあった」とか、解けていたはずなのに間違ったという経験ありませんか?

これを完全に防ぐ方法があります。

 

それは選択肢を読みながら、ちゃんと「◯✖」をつけていくだけです。

 

この問題を例にとると・・・

 

✖1.α1-アンチトリプシンは炎症で低値(高値)となる。

✖2.ハプトグロビンは溶血性貧血で高値(低値)となる。

◯3.トランスサイレチンは低栄養で低値となる

✖4.トランスフェリンは鉄欠乏性貧血で低値(高値)となる。

✖5.フェリチンはヘモクロマトーシスで低値(高値)となる。

 

 ここまで書き絞れれば、問題文を焦って読み間違っても3を選ぶことは至極当然になりますよね。しかし2択で残った場合時も、一旦自信をもって✖をつけたら、もう見ないとすることも出来て、試験時間を有意義にに使えるのです。

 

 

別の回でも言いますが、割り切って覚えなければいけないものもあります

特に臨床検査技師や看護師のような医療系の試験(高校受験の英単語や化学、社会も同様)の場合は、まず覚えることから始まると言っても過言ではありません。

 

では、血漿蛋白を例にして、覚え方を簡単に書いておきます。(その他も含め詳しくは第5回「割り切って覚える」でやります。)

 

「とは」「間違いやすいものとの違い」「検査法」「正常値・異常値と疾患」でまとめると良いですね。

 

 

<hr>

血漿蛋白

1.血漿蛋白とは・・・採取した血液を凝固させずに遠心分離させた上ずみの成分・血漿に含まれる蛋白のこと。凝固させていないため、フィブリノーゲンなどの血液凝固因子が含まれている。

 

血液凝固因子第Ⅰ因子:フィブリノーゲン、第Ⅱ:プロトロンビン第Ⅲ因子:組織トロンボプラスミン、第Ⅳ因子:カルシウム・・・

 

2.「間違いやすいものとの違い」・・・血清蛋白:採取した血液を凝固させて遠心分離させた上ずみ成分・血清に含まれる蛋白。(凝固させているため、血液凝固因子・フィブリノーゲンは含めれていない。)

 

3.検査法

血漿蛋白を直接検査することはない。

 

<血液凝固因子に対する検査法>

凝固線溶検査・・・

 

4.基準値、異常値に伴う疾患

血漿でタンパク量を直接測ることはなく、基準値はなし。

タンパク量(=総蛋白・血清蛋白)は血清で測定する。→総蛋白のページに記載

 

<血液凝固因子に関わる基準値、異常値に伴う疾患>(試験に出るもの抜粋)

第Ⅰ因子:フィブリノーゲン 300mg/dl(200~400) 

高:感染症脳梗塞、急性心筋梗塞がん、ネフローゼ症候群

低:播種性血管内凝固症候群(DIC)、低フィブリノゲン血症、肝機能障害(肝硬変、肝臓がん)、劇症肝炎

・・・

<hr>

 

 

現役の時はこのような感じでまとめていましたし、社会人になった後も資格試験でも続けています。

試験当日も持参すれば必ずつかえます。

 

ちなみに赤文字はかならず覚えるもの青文字は合格する上で必須なもの、黒は高得点をとるための知識としています。

情報にも必要なレベルがありますので、そこも意識し取捨選択していきましょう。

 

 

まとめ

大事なポイントは3つ!

1つ目は、「問題文は正しい」

2つ目は、「問題文の大事な単語(名詞・固有名詞)を正しく理解する」

3つ目は、「正しいもの」「間違っているもの」「いくつ選べ」ということを間違えないこと!

 

 

カリキュラム(全6回)

【本番で9割以上獲得する国家試験勉強法の決定版】

第1回 まず例題を説いてみる

第2回 問題・選択肢の向き合い方

第3回 解説の読み方

第4回 考え方をまとめる方法

第5回 割り切って覚える

第6回 何度も繰り返しやる

 

 

【医療系学生必読】第1回・本番で9割以上獲得する国家試験勉強法の決定版

第1回・本番で9割以上獲得する国家試験勉強法の決定版

  

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この勉強法は臨床検査技師だけではない!

国家試験勉強といえば、医療系だけでも看護師、薬剤師、放射線技師、管理栄養士、理学療法士作業療法士などなど、たくさんの問題をこなし、選択肢を選んでいくような試験であれば、このやり方でいけます!

そして社会人になってもこのような論理的な思考法で学習していくことをおすすめします。

 

その方法とは「アウトプットを意識して、インプットする」ということです。言い換えると「どんな場面でも使えるように覚える」ということですね。

 

 

まず対策問題集を手に入れよう!

皆さんは国家試験対策問題集を持っていますか?

入学時や最終学年か、どこかのタイミングで学校指定のものを手に入れることになると思います。

多分「臨床検査技師国家試験問題集CD-ROM付」「臨床検査技師国家試験問題集 解答と解説」かなと思いますので、実際の国家試験対策は過去問集1冊でOKです。

他の参考書とか、違う問題集などを買う必要はありませんし、私の推薦図書もありません。

必要なのは問題と向き合い、解説を読み、考え方をまとめ、そして問題によっては割り切って覚え、そして何度も繰り返しやることです!

 

では、国家試験問題との「向き合い方」、「解説の読み方」、「考え方をまとめる方法」、「割り切って覚える」、「何度も繰り返しやる」に分けて、全6回で解説していきます。

 

 

まずは例題から

今回の解説には以下の問題を使います。

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まずこの問題に取り組んで下さい。出来るだけしっかり考えましょう。

ちなみに、本番では30秒程度で答える必要がある問題です。

 

 

 

-

--

---

 

解答

では・・・

 

 

正解は「」です。

どうだったでしょうか?しっかり考え抜けましたか?勘で答えたりしてませんか?

例えば、

問題文にわからない単語はなかったか?

選択肢の文章は正しいか間違いかわかったか?

選択肢の単語の意味はすべてわかったか?

単語に関連するその他のキーワードが思い浮かんだか?

 

こういうことを意識しながら解くと、正解率が上がり安心感を感じながら問題を解くことができます。ではどうやるのか?

次回からは、この問題を解説しながら、どうすれば本番で9割とれるかを一緒に考えていきます。今後のみなさんの試験勉強がより良いものにれば良いなと思っています。

 

カリキュラム(全6回)

【本番で9割以上獲得する国家試験勉強法の決定版】

第1回 まず例題を説いてみる

第2回 問題・選択肢の向き合い方

第3回 解説の読み方

第4回 考え方をまとめる方法

第5回 割り切って覚える

第6回 何度も繰り返しやる

 

【仕事内容】安定!しかし難しい!細胞検査士で活躍するには?

安定!しかし難しい!細胞検査士で活躍するには?

 

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細胞検査士とは?

細胞検査士は、簡単に言うと「がん細胞をみつける仕事」をしています。

細胞をみつける仕事とは、癌を患っている患者さんから採取される検体(尿や喀痰、その他体液等)の中にはがん細胞が混ざることがあります。

このがん細胞をみつけるスペシャリストが細胞検査士です。

 

また、細胞検査士の資格をとるためには、公益社団法人日本臨床細胞学会の「細胞検査士」(CT JSC)の資格を取得する必要があります。

その試験は一筆記と顕微鏡で直接細胞を見る試験、1次試験、2次試験があります。

 合格率は1次試験も2次試験も50%となっていて、最終合格率は約25%です。

 

細胞検査はどんな仕事?難しいの?

細胞検査の流れですが・・・

患者さんから採取された検体を、色々な方法で処理をしガラススライドに塗ります。

その後、細胞に分かりやすく色をつけて、顕微鏡をつかってがん細胞や感染細胞をみつけ、会った場合は病理医師へ報告します。

病理医はその報告を受け診断を行い、患者さんの担当医へ結果報告をします。

また細胞検査士が診断をするわけではありませんので、誤解なく。

 

他の検査と違い大きく診断に係る仕事です。また特にがんとう言う日本人の死因の上位に入る病気ということもあり、認定試験も非常に難しいものになっています。

 

 

需要はあるの?給料は?

現在、日本の細胞検査士は7000名程度いますが、その需要は日々高まっています。

臨床検査技師の業務が医療機器に活躍の場を奪われている中、超音波検査と並び「人しか出来ない検査」であり、需要はまだまだ高まっています。

この細胞診に関しても、近い未来機械化が図られることが言われており、そういう時代には「出来る細胞検査士」が生き残っていくと思われます。

 

また就職先は病理検査室を持っている地域の中核になるような大病院か、検査センターになるため、活躍の場は多くありません。細胞検査士として「地元就職」を期待している臨床検査の学生は就職先をしっかり調べることをおすすめします。

 

需要はあるものの、就職先は少なく非常に狭き門です。

 

また給料は平均400万~500万程度されており、臨床検査技師の平均年収と比べると100万弱高いです。

 

 

細胞検査士向けの学校もある

大学や専門学校の受験生で細胞検査士を将来的に目指したい人は、以下の学校を目指してはどうでしょうか。

この学校では細胞検査士養成コースがあり、卒業時点でスペシャリストとして出発出来ます。これは非常にアドバンテージになると思います。

杏林大学 保健学部 臨床検査技術学科

北里大学 医療衛生学部 医療検査学科

群馬大学 医学部 保健学科

山口大学 医学部 保健学科

加計学園 細胞病理学センター(倉敷芸術科学大学 生命科学部)

 

また、現場経験のある臨床検査技師の細胞検査士養成所もあります。

・癌研究会有明病院付設 細胞検査士養成所

・東京都多摩がん検診センター 細胞検査士養成所

 

 

 

細胞検査士を知りたかったら、ドラマ・フラジャイル!

ドラマ・フラジャイルは病理医を演じる長瀬智也さんが主人公のドラマです。

その病理医・長瀬さんの下で働く細胞検査士の資格をもつ臨床検査技師が出てきます。またドラマのシーンでも細胞診の結果について話すシーンも出てきます。

ドラマなので実際の現場との乖離はありますが、イメージは湧くと思いますので是非チェックしてみてください。

 

 

まとめ

細胞検査士は長期間安定して働くことが出来ます!

しかし就職先は狭き門!

【第3回・大人は教えてくれない授業】臨床検査技師を目指して大学行くメリット・デメリットとは?

【第3回・大人は教えてくれない授業】臨床検査技師を目指して大学専門学校に行くメリット・デメリットとは?

 

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筆者は専門学校卒です!

私は専門学校卒業しました。

この後比較的厳しいことを書いていきますので、私の立場はちゃんと表明しておきたいと思い書いておきます。

 

メリットは何か?

国家試験対策をしっかりやってくれる

専門学校は大学と比べ、国家試験対策に授業時間をあててくれている所が多いと思います。また3年間、学年に対して担任の先生がつくため、クラス全体に目配りが効くことも、大学との違いです。

 

国家試験をクリアし、国家資格を取らないと臨床検査技師になれません。

どこの大学に行こうと、どこの専門学校に行こうと、結果的にこの臨床検査技師の国家資格が取れない限り、学生生活は無駄になってしまうと言っても過言ではないと思います。(少し厳しい言い方かもしれません。)

学生生活を国家試験に焦点を絞りたい人、集中したい人は専門学校をオススメします。

 

 

勉強のペースを管理してくれる

国家試験だけではなく、その他の授業も高校のようにクラスメイトはみんな同じ授業を受けます。だからカリキュラムを組んだりする必要はありません。

大学と違って自分で選択する幅はありませんが、必要十分な環境を整え、与えてくれるのは専門学校の方です。授業の出席欠席についても高校のようにシビアです。

試験勉強が嫌いな人、自己学習が苦手な人、継続がなかなか出来ない人は専門学校で勉強する習慣作りから行えるため、大学に行くより有意義です。

 

勉強する習慣がない人・出席や欠席にだらしない人が、色々な自由を与えられている大学に行くと、社会人になって痛い目に合っている光景をよく見ます。

例えば、仕事についていけない、適当に仕事をしてしまう、難しい仕事に対して粘りがない、寝坊・遅刻・時間にだらしないなど・・・。

 

生活習慣がしっかりした信用できる専門学校生だらしない信用出来ない大学生では、前者が出世・成功することは間違いありませんし、元人事担当をしていた経験からも結局最後は人間力です。

 

だから高校を卒業するけれど、周りと比べて生活習慣がまだまだ弱いという悩みがある場合は規律に厳しい地元の専門学校をおすすめします。

 

 

専門学校卒業の先輩は世の中に沢山いる

臨床検査学科として4年制大学化されてきたのは、まだまだ10年弱。あなたの周辺の病院や企業にいる臨床検査技師の先輩方は、殆ど専門学校卒です

例えば、あなたがある病院の検査技師長(ある企業の管理職)だとして、自分が卒業した学校の後輩が入社してくれたら、嬉しいなと思うのは当然。

日本人は「同郷」「同じ釜の飯」「仲間」という価値観に敏感な種族なのです。

 

じゃあ、大学卒と専門学校卒と比べて、大学卒が就職に対して威力を発揮しないのか?という疑問が生まれると思いますが、病院・検査センター等の新卒採用においては全く変わりません詳しくはまた別記事で。

 

 

では、デメリットは?

ほぼ臨床検査しか学べません。

例えば経済や法律、他国語、哲学、歴史などなど、少し脇道にそれたことを自分で選んで学ぶことは出来ません。カリキュラムは与えられたものになります。

 

だから専門学校を卒業すると、基本的には臨床検査技師として白衣を着て、何らかの臨床検査に従事している人が殆どです。

もし、専門学校で勉強している中で「自分がやりたいことは臨床検査技師として白衣を着て働くことではないかも知らない」と気づいても、3年間はそれだけを学び、国家資格を取ることに邁進するしかありません。それが専門学校なのです。

だから専門学校に一度入ったら、まず臨床検査技師の国家資格は取るまでをしっかり見据えて、やりきることが大事です。

 

私の友人の中には専門学校を中退し、保母さんになったり、営業職についたり、大学に入り直したりと人生の舵を切り直した人もいます。これも正解だと思います。

 

でも、例えば臨床検査技師国家資格を持つ営業マンなど、臨床検査技師国家資格を持つ○○というのもあなたの強みになります

もし専門学校在学中に疑問や不安に感じることがあったら、先生方に相談しましょう。必ず知恵を貸してくれるはずです。

もし周りに相談できないなら、私に問い合わせて頂いても真摯にお答えしますので、お気軽にどうぞ。

 

 

大卒が必須条件の求人は応募出来ない

これは覚悟すべきものになります。

大卒生しか就職出来ない会社もあります。これは不公平ではなく、企業の意向なので仕方ないことです。人によっては専門学校を卒業した後、大学編入や放送大学など「大卒」が欲しくて再度勉強を始める人もいます。

もし、臨床検査技師として企業人になりたいと思われている場合は、正直大学に行くことをおすすめします

有名な製薬企業でMRをしたいと思っても、専門学校卒の臨床検査技師国家資格取得者には、その機会が与えられない可能性が高くなります。それに対して、医療や化学を先行していない文系の学生でも大卒であれば、MRになっている人は大勢います。

 

現在、病院や企業一箇所で職歴を終える人は多くありません。むしろ転職をしてキャリアアップを目指す人がほとんどです。

もし転職を考えることになった時、資格や経歴に加えて、学歴はひとつの武器になります。ここも学校を選ぶポイントだと考えます。

 

近い未来でいいので、自分がなにをしたいか一度しっかり考えて、どこに進学するか決めましょう。

 

 

まとめ

白衣を着て臨床検査に従事するのであれば、専門学校でOK!

企業への就職、未来の転職には比較的劣勢に立つ可能性も。

【第2回・大人は教えてくれない授業】臨床検査技師を目指して大学行くメリット・デメリットとは?

【第2回・大人は教えてくれない授業】臨床検査技師を目指して大学行くメリット・デメリットとは?

 

 

 

 

まず「大学に行くこと」とは?

大学(大学校)とは、高等学校の卒業資格を得た人がその大学で提供されているいくつかの学問の中で専攻を決め、その分野の研究するところが1つの定義です。捉え方によって様々な定義が可能だと思います。

 

まずここで大事な点が3つあります。

大学に行くことおおきな特徴は、「いくつかの学問を学べる機会がある」、そして「研究をする」ということ、そして「大学を卒業する」という点です。

 

では臨床検査技師になるために、大学にいくという視点でひとつずつ見てみましょう。

 

メリットは何か?

「いくつかの学問を学べる機会がある」

大学の臨床検査学科に入学したからといって、臨床検査だけを学ぶ必要はありません

学ぶ姿勢さえあれば、他のジャンルを学ぶチャンスはいくつもあります。

文理関わらず、経済や環境、他国語などなど、大学に入り在籍しながらも、自分の人生の方向性を考えていくことができます。

 

医療系の道は思っている以上に厳しいものです。

日々取り入れなければいけない知識、実習先では直接命に関わる現場を目の当たりにします。

その時に自分の今を見つめ直すいい機会を持っているのが大学です。

しかしこれを逃げ道を捉えないで下さい。考え直すのではなく、あくまでも「見つめ直す」です。

 

臨床検査技師として、様々な知識や見解を持って社会に出れるという風に考えてもらえると嬉しいです。

 

 

「研究をする」

文字通り研究です。

これは1人1人テーマを決め、論文としてまとめていくことになり、非常にいい経験になります。

臨床検査技師として医療現場に出た後も、日々の業務だけではなく、病院によっては活発的に学会発表を行っているところもあります。

大学で何かを研究したという経験は、この観点からも社会人になってから、必ず役に立ちます。

 

 

そして「大卒(大学卒業)であること」

これは非常に大きな点です。

学生の皆さんはまだ履歴書を書いたことがない方もいるかもしれませんし、さらには求人票というものを見たこともないかもしれません。

求人票には「我が社に欲しい人材の条件」が書いてあります。

そこには学歴というものがあり、「大卒、四大卒」というものが条件になっているものがあります。

特に企業に多く、人気の大企業に至っては大卒でなければ書類選考すら通らない所もあります。

 

だから「職業が決まる・就職する・転職する」という点においては間違いなく「大卒」であることは1つの資格であると言っても過言ではないと思います。

 

別の記事で色々なエピソードをまとめますが、この点に関しては専門学校と比べて間違いなく有利です

 

 

ではデメリットはなにか?

「専門学校」との違いを中心に一般的なものを書きますので、この点をカバーしている大学もありますので、大学を選ぶ時の1つの視点として持ってください。

 

「国家試験対策の授業が少ない」

専門学校では最終学年の病院実習が終わると、その後の時間を国家試験対策に当てているところがほとんどです。

また大学のメリットで上げている論文作成は、専門学校では必要としない分その時間を国家試験対策に時間を費やせます。

しかし最近の大学では対策授業なども行われており、一概には言えませんが自分でしっかり管理する力は専門学校生以上に必要になります。

 

「実技の授業は比較的少ない」

専門学校はやはり実技に時間を割いている学校が多く、大学はやはり研究の側面がありますので、実技の時間はどうしても少なくなります。

なので、社会人1年目の同期に専門学校出身者と大学出身者がいると、色は出るという印象は持ちます。

しかしこれの差はすぐになくなるようなものだと考えます。

 

「4年という1年間長いということ」

これはその人その人の価値観ですが、学費は1年分多くかかってしまうということ。学費・本題・雑費を含めると100万円弱はかかるものです。

これを踏まえて1年間早く就職した人とのこの時点のお金の差は300万円近くにはなってしまうということ。300万円の貯金というのは簡単にできるものではありません。

この金額というのは奨学金を借りている人からすると非常にインパクトが強いですね。

はやく社会に出るというのは生涯年収にかかわってくるということもしっかり抑えておいてほしいです。

 

まとめ

大学進学にはメリットのほうが大きいことは一目瞭然!

両親が許すのであれば、積極的に大学進学を勧めます。

【第1回・大人は教えてくれない授業】臨床検査技師を目指して大学行くべきか?専門学校に行くべきか?

臨床検査技師を目指して大学行くべきか?専門学校に行くべきか?

 

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高校生の皆さんは、苦しい受験勉強の真っ只中だと思います。

そして臨床検査技師になるために臨床検査学科のある大学や専門学校の受験を予定している中で、不安を抱えながらこのページにたどり着いたのかもしれません。

 

疲れた頭を少し休めるためや、自分が進む学校のことを考えたい時のために書いて残しますので、時間のある時に読んでみて下さい。

 

 

まず答えから?どっちがいいの?

どちらでも良いです。

どちらでも臨床検査技師になれます

臨床検査技師になるという結果、いわゆる臨床検査技師の国家資格を取得することに関して言えば、大学も専門学校も全く同じものを得ることが出来ます。

 

例えば・・・

車を運転したい場合、どの自動車学校に行こうと、車の免許を取得すれば、車を運転出来ます。運転することには全く影響がないのです。

 

「えー!!なんだよ、それ!!」なんて思われるかもしれませんが、結局の所、大学や専門学校等の進学先は臨床検査技師になるための手段でしかありません

 

だから様々な不安を抱えていると思いますが、

臨床検査技師の国家資格取得が目的であれば、自分の置かれている環境やおうちの事情も含めて、考えて現実味のある進学先を決定し、しっかり勉強すれば必ず結果は得られるはずです!

 

 

選ぶ時に必ず考えてほしいものは「目的」

いきなり質問ですが、あなたの「目的」はなんですか?

今答える必要はありません。この記事を読み終わるまでに考えておいてくださいね。

 

 

では、「目的」「手段」「結果」の意味を説明できますか?

難しくはありませんね。

 

目的:なりたい状態や欲しいもの、自分の行動の動機(努力する方向)

手段:目的を達成するためにすること

結果:行動から生じた状態

 

目的を達成するために、選んだ手段で、このような結果になった」ということですね。

 

 

 一番大事なのは目的!「目的論」で考えよう

 

すべてのことを判断する時に目的から考えることを「目的論」と言います。

このように色んなことを考えていくと、望む結果に近づくことが出来ます。

 

まず、目的が臨床検査技師の国家資格取得である時

臨床検査技師の免許が欲しいから、大学にいき国家資格が取れた

臨床検査技師の免許が欲しいから、専門学校にいき国家資格が取れた

 

いいですね!全く問題ありません。

 

まず、目的がエコー検査で働きたいである時

エコー検査で働きたいから、大学で超音波検査の研究をして就職先の病院で生理機能検査室に配属された

エコー検査で働きたいから、色々な検査部門がある大病院ではなく超音波検専門の検診クリニックに就職した

エコー検査で働きたいから、超音波検査士認定資格取得のため勉強していると来年度から生理機能検査室に配属された

エコー検査で働きたいから、超音波検査学会に自発的に参加していると学会で知り合えた医師から引き抜きにあった

 

結果目的にぐっと近づいていますね。

これは目的をしっかり定めていることが、その人の行動を変えていったということです。

目的が正しい手段を導き出したということ。

 

 

2つめに大事な手段!「行動を選択」

目的手段を変えていくことはわかったと思います。

この手段をとっていくために、人は正しい行動を選択するのです。

しかし間違った行動を選択すると、手段がとれなくなり、結果が出ないことに繋がります。

 

例えば、

臨床検査技師の免許が欲しいから、大学にいき国家資格が取れた

臨床検査技師の免許が欲しいから、専門学校にいき国家資格が取れた

 

 

手段は「大学にいき」と「専門学校にいき」になります。

これに対する正しい行動は「受験で合格する」、「センター試験勉強をする」、「寝ずに授業をしっかり聞く」、「英単語を覚える」、「TVを見る時間を減らす・スマホを触る時間を減らす」、「風邪をひかないようにうがい手洗いをする」などなど

間違った行動はその逆でしょうか。

 

この正しい行動をするかどうか、そのようにあなたが選択するかどうか結果につながっているということですね。

 

では上の例えにあった「エコー検査で働きたい」という目的に対する正しい行動はなんでしょうか。こちらは考えてみてくださいね。

答えは無数にあって、よく考えたものは近道・遠回りはあるもののどれも正解なのです。

 

 

結果は2の次??いやいや目的の設定は非常に重要です!

今までの説明だと結果は二の次なのか?と言われるかも入れませんが、そんなことはありません。

 

いくら「目的論」といえど、結果を見据えて行動することから始まります。

 

有名な自己啓発・ビジネス書の「7つの習慣」にはこんなことが書いてあります。

 

終わりを思い描くことから始めよ

 

この終わりこそが得たい結果、いわゆる目的地であって、目的達成のためのモチベーションになるものです。目標達成のためには苦しい時もあると思います。

 

高校生は大学受験

専門学校や大学生は国家試験勉強

中には国家試験浪人の方もいるかもしれない

社会人の方は大変な毎日の仕事の中、認定試験を控えている人もいます

 

毎日が大変で辛くて、思うように行かない時は正しく行動出来ずに、甘えてしまって楽で間違った行動をとってしまうこともあると思います。

でも大丈夫です。

 

この記事を読み終わったら、今日から一日から変えていけばいつでも間に合います。

正しく行動を選択するためにも結果を見据えて、目的に従い行動しましょう!

 

 

では再度質問を・・・

あなたの目的はなんですか?

世界で戦いたい」ですか?

日本で活躍したい」ですか?

医療に貢献したい」ですか?

医療ビジネスで起業したい」ですか?

新しい検査法の確立」ですか?

病院で技師長になりたい」ですか?

ガン患者の早期発見」ですか?

高齢化社会の中で検査技師の道を切り開く」ですか?

病院・クリニックで働くこと」ですか?

新薬開発に携わること」ですか?

大学に残って研究」ですか?

臨床検査技師国家資格取得」ですか?

素敵な結婚」ですか?

良い親になること」ですか?

お金持ちになること」ですか?

誰かを幸せにすること」ですか?

自分が幸せになること」ですか?

 

その手段は何ですか?

得たい結果はなんですか?

 

それを胸を張っていつでも言える臨床検査技師になりましょう。

 

 

まとめ

自分の「目的」、「手段」、「結果」しっかり意識しよう!

 

次回は「大学にいく」ことのメリット・デメリットについて書いていきます。